技術力Zについて

技術力Zとは、「業種別の技術職員数の評点×0.8」と「工事種類別の年間平均元請け完成工事高の評点×0.2」の合計となります。
技術職員数の評点は、技術職員の数が多いほど評点は上がります。また有資格者は実務経験者より高い評価となり、有資格者の中でも1級相当の資格をもっているほうが高い評価となります。

技術力評点Z = (技術職員数評点Z1×0.8)+(元請完工高評点Z2×0.2)
      (*)小数点以下は切り捨て

技術職員数評点Z1について

1.技術職員数として対象となるのは、
・常勤であること
・審査基準日以前に6か月を超える恒常的な雇用関係がある者
が対象となります。
アルバイト・パート・契約社員・労務者(常用労務者を含みます。)などは、技術職員名簿に記載することはできません。
出向者も常勤であれば対象となります。
定年後の継続雇用制度の適用者(65歳以下)も技術職員数に含めることができます。※収入の条件等があります。

 

業種別の技術職員の数の評点は、1人で複数の資格を保有していた場合、1人について2業種までの評価となっています。
2業種とは資格者だけでなく、実務経験などによって技術職員として認められる場合も含めて1人2業種までとなっています。

 

2.技術者の配点
技術者が保有する資格等によって配点が決まっています。
・一級技術者であって、監理技術者資格者証保有でかつ監理技術者講習の受講者・・・6点
・一級技術者であって、上記以外の者・・・5点
・基幹技能者・・・3点
・二級技術者・・・2点
・その他技術者(10年実務経験者など)・・・1点

 

3.技術職員評点の計算は、例えば2級技術者が2名の場合は、1.の技術者の配点の2点×2=4点となりますので、
  技術職員評点Z1=63×(2点×2)÷5+509=559.4 から559(小数点以下切捨て)と計算されます。
  ※63、509の値は、配点が4点の場合で、配点による数値の区分によって変わります。

 

元請完成工事高評点Z2について

元請完成工事高の平均年数は2年/3年のどちらかになりますが、 完成工事高評点の算出時に選択した平均年数と同じ年数になります。
この年間平均元請完成工事高が例えば、2,000万円の場合の元請完成工事高評点は、
 23×20,000(千円)÷5,000+553=645
と計算されます。

 

技術力の評点Z

さきほどの例でみると
 技術力Z=559(技術職員評点Z1)×0.8 +645(元請完成工事高評点Z2)×0.2
      =576.2
から、技術力Z=576(小数点以下切捨て)となります。

技術力評点Zの評点アップ対策

技術力評点Zは、技術職員数評点Z1と元請完成工事高評点Z2の合計値ですが、配分は技術職員数評点Z1が80%、元請完成工事高評点Z2が20%となっていますので、技術職員数評点Z1の評点アップを検討すべきです。また、元請完成工事高評点Z2は、短期的に元請けの受注を増やすのは難しいと考えられますので、中長期的に取り組んでゆく必要があるでしょう。
1.上位資格の取得
技術職員数評点をアップするには、技術職員の数を増加することと、保有する資格についてさらに上位の資格を取得するという2つの方法があります。
技術職員の数は「人件費の増加となりますので、収益にはマイナスですから、総合的に評点アップにつながるとも言い切れません。基本的に相応の収益が見込める場合に行うべきと思います。したがって、技術者のより上位の資格を取得することを検討すべきです。
 実務経験者 ・・・ 資格を取得する。
 2級資格者 ・・・ @基幹技能者講習を修了する。
              これにより2点→3点にアップします。
             A1級を取得する。
 1級資格者 ・・・ 監理技術者講習を修了する。
            「監理技術者資格者証」交付は、1級の資格を持つ技術者が、一般財団法人建設業技術者センターに申請を行います。
            また、監理技術者講習は、登録講習実施機関に申込み、講習を受講します。

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