総合評点Pについて
経審(経営事項審査)は、建設業許可業種区分ごとに総合評点Pで評価します。
評価項目
X1:完成工事高 ※業種区分ごとに算出
X2:経営規模(自己資本額および平均利益額)
Y: 経営状況分析評点
Z: 技術力(技術職員数および元請完成工事高) ※業種区分ごとに算出
W: その他審査項目(社会性等の19項目)
総合評点P = 0.25X1 + 0.15X2 + 0.2Y + 0.25Z + 0.15W
※各評点(小数点含む)の合計し、小数点以下に端数がある場合は四捨五入。
完成工事高評点X1と技術力評点Zは、業種区分ごとに算出し、 それ以外は共通になります(どの業種も同一)。
各評点のうち、最もウェイトの大きい完成工事高評点X1と 技術力評点Zをアップさせることが 評点アップへの近道です。
総合評点Pは、最高点は2,143点、最低点は−18点です。
その他評点Wのマイナス点は、そのまま総合評点Pの算出に使用します(平成30年4月改正)。 これによって、総合評点Pの計算上の最低点は−18点になります。
社会保険未加入業者や法律違反業者への減点措置となります。
項目ごとの評点
項目 | 上限値 | 下限値 | ウエイト |
---|---|---|---|
X1:完成工事高 | 2,309 | 397 | 0.25 |
X2:経営規模 |
2,280 | 454 | 0.15 |
Y: 経営状況分析評点 | 1,595 | 0 | 0.20 |
Z: 技術力 |
2,441 | 456 | 0.25 |
W: その他審査項目 |
1,966 | -1,995 | 0.15 |
総合評点P | 2,143 | -18 | 1.00 |
綜合評定値は、業種ごとの評点となります。複数業種の総合評価値を請求した場合は、その業種ごとの総合評価値が算出されます。
A社が、建築一式工事と管工事の2業種で経審を受ける場合の例:
A社の業種 | 建築一式工事 | 管工事 | ウエイト |
---|---|---|---|
X1:完成工事高 | 1,000 | 1,100 | 0.25 |
X2:経営規模 |
1,050 | 0.15 | |
Y: 経営状況分析評点 | 900 | 0.20 | |
Z: 技術力 |
800 | 1,000 | 0.25 |
W: その他審査項目 |
840 | 0.15 | |
総合評点P | 913 | 988 | 1.00 |
A社のもつそれぞれの業種ごとに、各評点にウェイトを掛けてP値を求めます。
建築一式工事のP値:
X1=1,000×0.25=250
X2=1,050×0.15=157.5 (共通)
Y =900×0.20 =180 (共通)
Z =800×0.25 =200
W=840×0.15 =126 (共通)
合計(P)=913.5(端数は切り捨てで913とする)
管工事のP値
X1=1,100×0.25 =275
X2=1,050×0.15 =157.5 (共通)
Y =900×0.20 =180 (共通)
Z =1,000×0.25 =250
W =840×0.15 =126 (共通)
合計(P)=988.5(端数は切り捨てで988とする)
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